あんしんサービスからのお知らせ
2017.12.25
母
ここにエントリー本文を書きます。
あんしんサービスの天野です!
いよいよ今年もあと一週間になりましたね。
今日のブログは、老いた母のことを書きたいと思います。
写真は、母のディサービス手帳、デイサービスのスタッフさんから母へのプレゼント、山中湖花の都のイルミネーションです。
母は、私が20歳の時に父と再婚し天野家に来てくれましたが、癌で亡くなった実母に代わり、実の子のように私達姉弟を大切にしてくれました。
若いころから綺麗好きで静かな環境を好む性格の母でした、人に会うのをあまり好まず、外へ出かけることもあまり好きではありませんでしたが、物静かな分、私のことを良く観察してくれていました。
17年前の一番お金に厳しかった頃に「私、お金を持っていても使うことないから、あんた使いなよ!」と、通帳とハンコを持ってきてくれた事は、今でも忘れられません。
母のお陰で、金利の高いところへ返済し、社員に給料を支払うことが出来ましたので、本当に有難かったです。
そんな母も認知症が進み、下の失敗が多くなり、大好きだったお風呂に入ることが億劫な状態になりました。昔のように、もう一度生きる楽しみを味わせてあげたいと思い、デイサービスを勧めることにしました。
人と関わることを嫌っていたので行くのを嫌がるだろうと思い、「一度体験に行ってみよう!」と勧めたところ、「こんなに楽しい所ならもっと早く行けば良かった!」と、今ではお迎えが来るはるか前から玄関に座って待っています。
帰って来ると保育園児の様に嬉しそうに、途切れ途切れではありますが楽しかった話をしてくれます。
先日母が「介護士さんからクリスマスプレゼントにもらったけど、あんた使って!」と、私に少し早いクリスマスプレゼントをくれました。
認知症になった今でも気遣ってくれていることに気づかされました。
母の記憶が少しでもある内に良い思い出づくりができないか、どんな贈り物ができるのか、聖なるクリスマスイブの夜に思いを巡らしました。
週2回、妻が母のデイサービスに持って行く着替えや下着を用意してくれていますので、妻や子ども達と相談して、母の靴下の中にクリスマスのメッセージカードを入れました。
限られた時間だと思いますが、これからも母と共に良い思い出を作っていきたいと思います。