あんしんサービスからのお知らせ
2018.04.26
ありがたい
ここにエントリー本文を書きます。
今日は、わかさぎプロジエクトの活動で気づいたことを書きたいと思います。
写真は、山中湖のわかさぎの魅力を発信するポスターです。
わかさぎプロジエクトは、「山中湖を もっと元気に!」を合言葉に立ち上げて、お陰様で4年目になりました。前年度は、山中湖のわかさぎの魅力を発信するポスターを制作するために、わかさぎの歴史を調べました。
江戸時代の将軍に献上していた魚なので、わかさぎは公の魚と書くこと。
その貴重な魚を大正8年に、東京大学の雨宮育作教授が、霞ヶ関から山中湖にわかさぎの卵を持ってきていただいき、約1世紀の歴史があることがわかり、とても感動しました。
私の父もわかさぎで生計を立てていましたので、雨宮教授は恩人になります。そうしたお礼を東京大学へ伝えたところ、「一緒に山中湖を元気にしましょう!」と、東京大学癒しの森研究所の斎藤先生が、快くスピーディーに協力してくれてありがたかったです。
わかさぎを放流する当時は「外来種の魚だから」と、かなり村民の抵抗があったようですが、雨宮教授が根気よく親切に説得してくれたお陰で、山中湖にわかさぎが住めるようになりました。
そして、昭和11年2月に東京大学の西垣教授が雨宮教授を誘い、はじめて氷上でわかさぎの穴つりに挑戦したところ、大量のわかさぎが釣れたそうです。当時は、これといった仕事がなかった寒村の小中学校生や主婦にその釣法を教えくれたお陰で、わかさぎビジネスが生まれました。
東京大学の資料によると、その昔山中湖村は今のように観光地ではなく、とても貧しい村でした。大正のはじめ素晴らしい人が来れば村が良くなると、東京大学へ土地を寄付したことがきっかけでお付合いがはじまったようです。
現在、わかさぎ1キロ当たり2000円で売られ、年間何万人ものつり人が来たり、わかさぎを食べに来てくれています。村にとって有難い経済効果を生んでいると思います。
こうして、していただいたことをブログやポスターを通して、伝えることで両教授に少しでもお返しになればと思います。
さらに山中湖のわかさぎは、お母さんのお腹の気圧と一緒のリラックスした標高1000メートルで、上下水が整備された綺麗な湖で育った山中湖のわかさぎはが、色形が良く美味しいです。
なんと、わかさぎは、イワシの10倍のカルシュウムがある健康食。
まさしく、山中湖のわかさぎは歴史あり、美味しい、ヘルシー(健康的)な素晴らしい魚です。
今回作成したポスターは、村の公共施設である観光案内所や温泉、花の都公園、情報創造館へ。わかさぎの歴史を村民に伝えたいということで、公民館や保育所、小学校、中学校、診療所にゴールデンウイーク後、ありがたいことに役場の職員さんが中心となって掲示してくれる予定です。
「わかさぎの歴史や魅力を聞くと、わかさぎが食べたくなったり、つりをしたくなる。又、山中湖へ来たいね!」と言っていただくとありがたいです。